北京の新規感染者50人に増加、ユニバーサル・スタジオも規制強化

Reuters

発行済 2022年04月28日 12:51

更新済 2022年04月28日 17:09

[北京 28日 ロイター] - 中国・北京市は28日、27日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者が50人と、前日の34人から増えたと発表した。市民2200万人の大半を対象とした集団検査が始まる中、建物の封鎖やチェック態勢の強化が進んでいる。

北京当局は今週、多くの地区で3回にわたる集団検査を実施。感染者が確認された住宅地、オフィス街、大学を封鎖したほか、一部の学校、娯楽施設、観光地も閉鎖した。

テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・北京」は27日夜、入園者に陰性の検査結果提示を29日から義務付けると発表した。

22日以降、北京では160人以上の感染者が出ており、その半分以上は市内で最も人口の多い朝陽区で確認された。

北京中心街の東城区と西城区は28日、映画館が全て閉鎖したと発表した。

感染者数が少ないにもかかわらず、北京は依然として緊張を強いられている。

北部にある人口35万人の延慶区は28日、今週の集団検査を命じられていないにもかかわらず、区内に居住・勤務する人々のスクリーニング検査を開始すると発表した。

<3億4300万人が封鎖下に>