FOMCに注目、0.5%利上げか 資産圧縮焦点=今週の米株市場

Reuters

発行済 2022年05月01日 14:33

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 5月2日に始まる1週間の米国株式市場では、3─4日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の注目材料となる。連邦準備理事会(FRB)は今回の会合で、政策金利を引き上げるとともに、インフレ抑制に向けた金融政策の引き締め計画をより明確にするとみられる。

FRBがタカ派的姿勢を強めることへの警戒感から、S&P総合500種指数は2022年に入ってこれまでのところ13.3%下落した。年初の4カ月間の下落率としては1939年以来の大きさだ。

FRBがどの程度、積極的な引き締めを行うのかについて、投資家は予想を引き上げているが、約40年ぶりの高インフレ率に対応しつつ景気を維持するのは困難なのではないかと、懸念の声が上がっている。

チャールズ・シュワブのトレーディング・デリバティブ担当バイスプレジデント、ランディ・フレデリック氏は「不透明感が強いことから、相場が不安定で変動が激しい状態は当面続くだろう」としている。