ECB、7月利上げ回避を GDPの確認必要=パネッタ専務理事

Reuters

発行済 2022年05月05日 23:34

[ミラノ 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事はイタリア紙ラ・スタンパに対し、インフレ見通しを受けて経済支援策を徐々に縮小できるとしても、ECBは7月に利上げすべきでないと述べた。

7月21日の理事会後にユーロ圏の第2・四半期の域内総生産(GDP)が発表されるため、「第2・四半期のGDPを確認せずに行動したり、経済がどのように展開するのかを完全に理解せずに追加措置を議論したりするのは軽率だ」と指摘。一方で「中期的な実際のインフレ率と期待インフレ率が2%前後であれば、金融緩和策の水準を徐々に引き下げていくことができる」とした。