FRBのウォラー理事とブラード総裁、金融政策への批判に反論

Reuters

発行済 2022年05月09日 07:47

[6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事とブラード・セントルイス地区連銀総裁は6日、FRBはインフレ対応で後手に回ったとの批判に反論した。3月の利上げ開始のかなり前から、金融引き締めは始まっていたと主張した。

両氏はスタンフォード大学主催の会議で述べた。ともにFRBの中でタカ派とされている。

ウォラー理事は、FRBが緩和政策の終了をフォワードガイダンスで示唆し始めた昨年秋に2年債利回りが上昇したことを指摘し、こうした動きは12月までの2回の利上げに相当したと主張。FRBが遅れを取ったとの見方に反論した。

また、ブラード総裁は考えられているほどFRBが後手に回っていないと述べた。