ユーロ安は脅威、6月はECBの決定的会合に=仏中銀総裁

Reuters

発行済 2022年05月16日 17:42

更新済 2022年05月16日 19:18

[パリ 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁 は16日、ユーロ安は物価をECBの目標まで下げる取り組みを脅かす可能性があると指摘した。

ビルロワドガロー氏は仏中銀の会合で「輸入インフレをけん引する要因として実効為替レートの動向を注意深く見守っていく」と述べ、過度なユーロ安は物価安定目標に悪影響を及ぼすことになると指摘した。

ECB理事会は6月が「決定的な」会合になり、その後金融政策面で「活発な夏」を迎える可能性があると指摘。

「追加措置のペースは、一定の選択性と漸進主義をもって、実際の活動や物価データを考慮することになる」と述べた。