スイス中銀は他の中銀の「人質でない」、独自に政策運営=総裁

Reuters

発行済 2022年05月19日 10:00

更新済 2022年05月19日 10:10

[バーデン(スイス) 18日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は18日、同行は他の中銀の人質ではなく、独自に金融政策を決定していると述べた。

バーデンでのイベントで「われわれは人質ではない。物価安定に焦点を当てた独立した金融政策を持っている」と語った。

国際的な影響を考慮するが、最終的な目標は自国にとって最適な金融状況をもたらすことだとした。

米連邦準備理事会(FRB)やイングランド銀行(英中央銀行)はインフレ抑制に向け、利上げを開始しており、欧州中央銀行(ECB)も追随する見込みだ。

しかし、スイス中銀はこれまでのところ超緩和政策を維持している。利上げすればフランに上昇圧力がかかる見込みで、中銀はこれを避けたい意向だ。