高インフレ、イングランド銀含む各国中銀に責任=キング元総裁

Reuters

発行済 2022年05月21日 02:10

[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のキング元総裁は20日、英国のインフレ率が40年ぶりの大きさになるなどの高インフレに関し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後に量的緩和を過剰に実施した英中銀を含む中央銀行に責任があると発言した。

キング氏は2003年から13年まで英中銀総裁を務め、世界金融危機時の09年3月の量的緩和開始を率いた。しかし、近年は中銀の資産購入の規模について批判していた。

キング氏はスカイニュースで「1970年代に発生し、現在も起きているように、政策の誤りでインフレが起き、そこで不運に見舞われると非常に不快な結果になる」と発言した。