Reuters
発行済 2022年05月23日 18:08
更新済 2022年05月23日 19:18
[フランクフルト 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、中銀預金金利について、9月末までにマイナス金利が解消される公算が大きいとの見通しを示した。インフレが2%で安定すれば、さらに利上げを進める可能性があるとしている。
ECBのウェブサイトに掲載されたブログで「現在の見通しに基づけば、第3・四半期末までにマイナス金利を解消できる状態にある公算が大きい」と述べた。
中銀預金金利は現在、マイナス0.5%。
総裁は「インフレが中期的に2%で安定すれば、中立水準に向けて漸進的に金利のさらなる正常化を進めることが適切になる」とも指摘。「もしユーロ圏の経済がプラスの需要ショックの結果として過熱しているならば、中立金利を超えて政策金利を順次引き上げることは理にかなっている」と述べた。
一方で、中国の新型コロナウイルス関連規制やウクライナ戦争に関連する混乱といった供給ショックに直面しているため、そうした利上げのペースや規模は最初から決められないと警告。「これは現在の物価上昇圧力が弱まる速度、過剰生産能力の推移、インフレ期待がわれわれの目標で安定し続ける程度について、より多くの不確実性を生み出している」と述べた。
*システムの都合で再送します。
が書いた: Reuters
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