暗号資産、金融安定リスクの恐れ=ECB報告

Reuters

発行済 2022年05月25日 00:11

[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は24日公表した金融安定報告で、暗号資産(仮想通貨)が過去2年の急成長を維持して金融機関が関与を強めた場合、金融安定にリスクをもたらす恐れがあると指摘した。

ECBは、銀行などの金融機関による暗号資産へのエクスポージャーが広範囲に及ぶと資本が危険にさらされ、投資家の信頼や融資、金融市場に打撃を与える可能性があると指摘。「(新興部門の)暗号資産と伝統的な金融部門の相互依存度に応じて、システミックリスクが高まることになる」との見解を示した。