上海市、6月1日に都市封鎖解除 感染「実質制御」で正常化へ前進

Reuters

発行済 2022年05月30日 19:33

更新済 2022年05月30日 23:45

[上海/北京/香港 30日 ロイター] - 中国上海市は、2カ月に及ぶロックダウン(都市封鎖)を6月1日深夜に解除すると発表した。自家用車の走行を認めるほか、感染リスクの低い住宅地を自由に行き来できる。

上海市は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け4月1日にロックダウンを導入した。厳しい行動制限は、企業活動や市民生活に混乱を不便をもたらした。

対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の上海市公式アカウントによると、バスと鉄道は6月1日から基本的な運行を開始する。黄浦江の両岸を結ぶフェリーも運行を再開する。

上海市は声明で「感染状況は実質制御下にあり、状況は改善し続けている」とした。引き続きマスクの着用を義務付け、多数の集まりの自粛やワクチン接種を呼びかけた。