ウクライナ中銀が大幅利上げ、政策金利25%に ロ侵攻の影響に対応

Reuters

発行済 2022年06月03日 05:34

[キーウ 2日 ロイター] - ウクライナ国立銀行(中央銀行)は2日、主要政策金利をこれまでの10%から7年ぶりの高水準となる25%に引き上げた。ロシアの侵攻後、初の利上げとなる。インフレ高騰に対応し、通貨フリブナ下支えを目指す。

中銀は「25%への大幅引き上げは、為替市場における圧力緩和とインフレ期待安定化には十分で、将来における金融政策緩和サイクルの土台を築くと想定している」とした。

ロシアの侵攻後、国内企業の40%が閉鎖を強いられているほか、インフラは破壊され、穀物などの輸送ルートも絶たれる中、ウクライナ経済は今年少なくとも3分の1縮小する見通し。