FRB、9月も利上げの蓋然性高まる 「もし」でなく「どの程度」

Reuters

発行済 2022年06月03日 05:36

[2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が今後2回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想される50ベーシスポイント(bp)の利上げを行った後、9月にも金融引き締めを継続する蓋然性が高まった。この日の当局者の発言で、9月利上げは「もし」ではなく「どの程度」が焦点となった。

FRBのブレイナード副議長は2日、CNBCに対し、「6月と7月に50bpの利上げが実施されるとの見方が市場では織り込まれているが、これは合理的な道筋だと考えている」と述べた上で、9月に利上げをいったん停止する理由はほとんどないとの考えを示した。

また、インフレ率を目標の2%に引き下げるために、なすべきことはまだ多く残っている」と述べた。

アトランタ地区連銀のボスティック総裁は23日、6月と7月に0.50%ポイントの利上げを行った後は、インフレと経済への影響を精査するためにいったん利上げを停止することは「理にかなう」と述べた。