Reuters
発行済 2022年06月10日 16:38
更新済 2022年06月10日 18:19
[イスタンブール 10日 ロイター] - トルコ財務省は10日、マクロ経済政策ではインフレ対策が引き続き最優先課題だとし、今後慎重な財政政策が続けられると表明した。財政規律が損なわれること決してないとしている。
トルコ当局は前日、景気支援策を発表した。財務省はリラ資産を通じた貯蓄を促すため、国営企業の売上高に連動する国内債券を発行すると発表。銀行監督当局の銀行調整監視機構(BDDK)は消費者向け融資の満期に制限を設ける方針を打ち出した。
財務省は「インフレ対策が引き続き最優先課題だ。この戦いでは、省庁間の調整が重要であることは明らかだ。全ての省庁が共闘を理解した上で行動している」と表明した。
リラは不安定な値動き。9日夜は財務省が「解決志向」の一連の経済措置を発表すると明らかにしたことを受け一時16.8リラまで買われていた。だが実際に発表が行われると17.3リラまで下落。
0714GMT(日本時間午後4時14分)現在、17.125リラで取引されている。
発表を受けて、債券利回りは低下。10年債利回りは前日終盤の25.72%から下落し、23%を割り込んでいる。
財務省は、リラの魅力を高める慣行とリラの利用について、自由市場のルールを損なうことなく継続するとしている。
が書いた: Reuters
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