急速な円安進行「憂慮」と神田財務官、政府・日銀が声明

Reuters

発行済 2022年06月10日 16:50

更新済 2022年06月10日 19:45

[東京 10日 ロイター] - 財務省と金融庁、日銀は10日、為替市場の動向などを意見交換し、急速な円安進行について「憂慮している」との認識を共有した。3者会合として初めて声明をまとめ、協議後に発表した。

会合には神田真人財務官、金融庁の中島淳一長官、日銀の内田真一理事らが出席した。神田財務官は省内で記者団に対し、足元の為替動向に関し「急速な円安の進行がみられ、憂慮している」と言及。為替は「ファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要で、急速な変動は望ましくない」と述べた。