物価の刈込平均値、5月は+1.5% 2カ月連続で最高更新=日銀

Reuters

発行済 2022年06月28日 15:14

[東京 28日 ロイター] - 日銀が28日に公表した5月の「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」によると、消費者物価の「刈込平均値」は前年同月比プラス1.5%となり、データを遡ることができる2001年以降で最大の伸び率となった。2カ月連続の最高更新で、物価高が広がっていることが改めて明らかになった。

一連の指標は日銀が総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。

「刈込平均値」は、ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布で上下10%を機械的に除いた平均値。分布の真ん中に位置する「加重中央値」はプラス0.4%で、こちらも2カ月連続で01年以降の最高を更新した。