Reuters
発行済 2022年07月06日 19:02
更新済 2022年07月07日 01:09
[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は6日、英経済は今後12カ月間で鈍化すると警告し、利上げについて「堅実な」アプローチを選好すると改めて述べた。
キングス・ビジネス・スクール主催の会議での講演後に「今後1年程度は経済成長を見込んでいない」と述べた。
英中銀は先月、政策金利を0.25%ポイント引き上げ1.25%とすると発表。物価高の悪影響を阻止するため「必要であれば力強く行動」する用意があるとした。
ピル氏は講演で「この声明は、今回のサイクルでこれまで実施したよりも速いペースで引き締めを行うことへの私の前向きな姿勢を反映すると同時に、そうした変更には条件が付くことも強調している」と説明。経済指標によって裏付けられるのなら、引き締めペースを速める意向で、自身の8月の判断は経済に関するニュース次第とした。
しかし、現時点では自身が選好する「堅実な」アプローチを堅持し、英中銀による大幅な利上げは逆効果になりかねないと警告した。
質疑応答で「一度限りの思い切った行動は金融市場に与える影響という点でかく乱要因になり得る」と指摘。英中銀が短期的な経済ニュースに対応して金利を操作するという風評が広がれば投資家は金融政策の伝達を乱すノイズとして捉えるため、そのような事態は避けるべきとした。
英中銀は昨年12月以降5回利上げを行い、政策金利を0.1%から1.25%に引き上げた。
英中銀は1997年に運営上の独立を獲得して以降、一度に0.5%ポイントの利上げを行ったことはない。ただ金融市場は、8月の次回会合で0.5%ポイントの利上げが決定される可能性を60%織り込んでいる。
が書いた: Reuters
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