Reuters
発行済 2022年07月15日 03:48
[オタワ 14日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は14日、現時点で分かっていることが1年前に判明していれば、より早い段階で利上げに着手していた公算が大きいとの考えを示した。
カナダ中銀は前日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を100ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.5%とした。100bpの幅での利上げは1998年以来初めて。マックレム総裁は、リセッション(景気後退)を回避すると同時に、将来的に一段と大きな利上げを実施する必要性に迫られないよう利上げを前倒しして実施したと述べていた。
マックレム総裁はこの日、フィナンシャル・ポスト紙のインタビューに対し「現在分かっていること全てが1年前に判明していたら、もう少し早い段階で利上げに着手していた。1年前は経済にまだ多くの過剰供給が存在していた」と述べた。
その上で、中銀は金融引き締めを前倒しして実施すると改めて表明。「2─3%の中立金利のレンジの上限、もしくはこれをやや上回る水準まで政策金利を迅速に引き上げる必要がある」と述べた。
が書いた: Reuters
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