ECBの債券購入、市場の「パニック」で発動=イタリア中銀総裁

Reuters

発行済 2022年07月29日 00:39

更新済 2022年07月29日 00:54

[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁は28日、ECBが債券買い入れプログラムを発動するには債券市場に「パニック」の兆候が現れる必要があると述べた。

ドイツ債とイタリア債の利回り格差について、現行水準やこれまでの動向は大きな混乱や無秩序な状態を表していないと指摘。245ベーシスポイント(bp)近辺で推移する格差が明日にでも250bp、255bp、260bpと拡大し「市場にパニックが起きれば、われわれは行動する」とした。