米労働生産性、第2四半期4.6%低下 前年比は過去最大の下げ幅

Reuters

発行済 2022年08月10日 00:05

[9日 ロイター] - 米労働省が9日に発表した2022年第2・四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)は年率換算で前期比4.6%下げた。市場予想は前期比4.7%低下だった。

前年同期比は2.5%低下し、調査開始後で最大の下げ幅となった。

第1・四半期は前期比で7.4%低下していた。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で労働人口構成が大きく変化したため、潜在的な生産性上昇率の測定が難しくなっており、米連邦準備理事会(FRB)のインフレ抑制対策を難しくしている。一部のエコノミストは上昇率が約1.0%、またはそれ以下と推定している。

第2・四半期の労働時間は前期比2.6%増。