ブラジル中銀総裁、24年3月物価予測重視の姿勢を正当化

Reuters

発行済 2022年08月16日 11:05

[ブラジリア 15日 ロイター] - ブラジル中央銀行のロベルト・カンポス・ネト総裁は15日、中銀が2023年末よりも24年3月までの12カ月間のインフレ率予測を重視していることについて、時限的な税制措置が来年のインフレ率に与える影響を考慮に入れているためだと説明した。

中銀はこのところ利上げ打ち止めを示唆しており、総裁の説明はこの姿勢を裏付けた。

総裁は、今年の生活必需品への税優遇措置が23年に期限を迎える際に「インフレの名残」を生じさせる見込みだとし、時間軸をやや長くすることで経済指標に対する金融政策の「反応関数」が改善すると論じた。