アルゼンチン、外国から債券買い戻しなどで外貨準備増強へ=新経済相

Reuters

発行済 2022年08月19日 12:30

[ブエノスアイレス 18日 ロイター] - アルゼンチンのセルヒオ・マサ新経済相は18日、シンクタンクのイベントで講演し、同国にとっては外貨準備拡充が喫緊の課題だとの認識を強調した。外国債権団からの債券買い戻しの新たな枠組みや、農業界首脳との穀物輸出協議の進展などで、同国に必要な外貨準備の構築が可能になるとの考えを示した。

フェルナンデス大統領は7月下旬に連立与党議員のマサ氏を経済相に任命した。物価高騰による経済の大幅な悪化で国民の抗議デモが拡大する中、経済相が1カ月足らずの間に2人も辞任。3人目としてマサ氏が起用された。IMFとアルゼンチンの債務合意は、債務返済に一定の猶予を与える条件として同国が満たすべき外貨準備の目標を設けている。