台湾総統、ハイテク分野で米との協力強化に期待 州知事と会談

Reuters

発行済 2022年09月01日 12:43

[台北 1日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は1日、米アリゾナ州のデューシー知事(共和党)と総統府で会談し、権威主義的および拡張主義的な動きに加え新型コロナウイルス禍が残した課題に直面する中、半導体などハイテク分野で米国との協力強化を目指す考えを示した。

米アップルの主要サプライヤーである台湾積体電路製造(TSMC)はアリゾナ州に120億ドル規模の工場を建設している。

総統は、米台協力の強化によって「今より安全で耐性のあるサプライチェーン(供給網)を構築することができる」とし、「民主主義の半導体」を共に世に送り出し、民主主義のパートナーの利益を守ることに期待感を示した。