マレーシア中銀、3会合連続利上げ インフレ抑制狙う

Reuters

発行済 2022年09月08日 16:59

更新済 2022年09月08日 18:27

[クアラルンプール 8日 ロイター] - マレーシア国立銀行(中央銀行)は8日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ2.50%とした。3会合連続の利上げとなった。インフレ抑制が狙い。

ロイター調査ではエコノミスト20人中19人が25bpの利上げを予想していた。

3会合連続の利上げは2010年以来。エコノミストは次回11月会合でも利上げが行われると予想している。

中銀は声明で、国境再開に伴う投資活動や観光業の回復、労働市場の改善など、経済指標は成長の継続を示していると指摘した。

「(中銀の金融政策委員会は)あらかじめ経路を設定せず、状況の進展や、国内のインフレ・成長見通しへの影響を引き続き評価する」とした。

2022年の平均コアインフレ率は2─3%の予想レンジの上限に近づくとの見方を示した。総合インフレ率は7─9月期がピークとなり、その後は緩やかになるとした。