Reuters
発行済 2022年09月10日 00:37
[9日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%ポイントの利上げを支持する方向に「一段と強く」傾いていると語った。
さらに、米連邦準備理事会(FRB)が来年に高水準の金利を維持する可能性について市場は過小評価しているという認識を示した。
ブラード総裁は8日夕に行われたブルームバーグ・ニュースとのインタビューで「私はすでに0.75%ポイント利上げに傾いており、先週発表された雇用統計はそこそこ良好な内容だった」と語った。
さらに、来週発表される消費者物価指数(CPI)がインフレ抑制で進展を示す可能性があるものの、「単一のデータが9月会合での決定を左右することはない。私は現時点で0.75%ポイント利上げに一層強く傾いている」と言明した。
ブラード総裁は、フェデラルファンド(FF)金利が年末時点で3.75─4%に上昇することを支持するという見通しを改めて示した上で、2023年の金利の道筋に関する自身の見解は何ら決定していないと述べた。
しかし、23年下半期に利下げを見込む市場の観測については、高インフレの持続性やFRBがインフレを目標の2%に低下させるコミットメントを見誤っている可能性があるとけん制。「金融市場は、インフレが比較的高水準で推移し、2%に向けて低下するまでに時間がかかる可能性を過小評価しているようだ」とし、「金利はより長期間上昇するる可能性があるが、市場では十分に注目されていないシナリオだ」という認識を示した。
が書いた: Reuters
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