円安従来より進んでいる、急速な変動の影響注視=山口公明代表

Reuters

発行済 2022年09月20日 11:55

更新済 2022年09月20日 12:36

[東京 20日 ロイター] - 公明党の山口那津男代表は20日の定例会見で、円安が従来より進んでいるとして、急激な為替変動の国民生活への影響を注視すると述べた。防衛費増強の財源として法人税などの増税が検討されているとの報道に関し、新たな国民負担を招かない基本姿勢が重要とした。

物価高と円安の関連を問われた山口代表は、「円安が従来より進んでいる部分がある。日米当局の金利コントロール(制御、政策)に起因する指摘がある」と述べた。日銀は「そうしたことを当然含み今の政策を継続している」として、日銀の政策運営へのコメントは控えた。

防衛費増強の財源に関し「防衛3文書(の改定)とともに予算を作る年末までさまざまな議論がされるかもしれないが、(財源案の)一つ一つについて今評価するのは妥当でない」と述べた。