日中国交50年、岸田首相「建設的で安定的な関係を」 習氏と祝電交換

Reuters

発行済 2022年09月29日 12:33

更新済 2022年09月29日 13:46

[東京 29日 ロイター] - 日中両政府は国交正常化50年目を迎えた29日、岸田文雄首相と習近平中国国家主席が祝賀メッセージを交換した。岸田首相は「建設的かつ安定的な日中関係の構築を進めていきたい」とする一方、習主席は「新しい時代の要求にふさわしい中日関係を構築するようけん引していきたい」とした。

当時の田中角栄首相と周恩来首相は1972年9月29日、北京で日中共同声明に調印。両国の国交が正常化した。それから50年目のきょう、岸田・習両氏の祝賀メッセージが日本経団連などが主催の記念イベントで読み上げられた。

岸田首相は「日中関係は様々な可能性とともに数多くの課題や懸案にも直面している」しつつ、「地域と世界の平和と繁栄に対して大きな責任を共有している」とした。習主席は「両国関係の発展を重視」しているとした。