鈴木財務相、投機的な為替の動きをけん制 「ならす営み必要」

Reuters

発行済 2022年09月29日 22:32

[29日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は29日、投機的な動きを背景に急激に為替が変動が変動した場合は落ち着かせる対応が必要になると述べ、投機筋の動きをけん制した。訪問中のフィリピン・マニラで記者団に語った。

アジア開発銀行(ADB)の総会に出席していた鈴木氏は「投機的な動きを背景にした急激な動きがあるときは断固としてこれをならしていく。そういう営みが必要になる」と語った。為替の推移は「市場において決定されるべきもの」との認識を改めて示す一方、「安定的なのが重要であって、急激な、しかも一方的なものは望ましくない」と述べた。