月内の為替介入額「2.8兆円」と財務省、外貨準備2カ月連続減少へ

Reuters

発行済 2022年09月30日 10:30

更新済 2022年09月30日 19:10

[東京 30日 ロイター] - 財務省は30日、8月30日から9月28日までの為替介入額が2兆8382億円だった、と発表した。介入額は22日に実施したドル売り/円買いとみられ、円買い介入としては1998年4月10日の2兆6201億円を超える規模となった。近く公表される外貨準備高は2カ月連続で減少する公算が高まった。

為替介入額となる約2.8兆円は、換金流動性の高い「外国中央銀行および国際決済銀行(BIS)」への預金取り崩しだったとみられ、外国為替資金特別会計(外為特会)が保有する外貨準備はその分減少する。