インフレは最大の懸念、物価安定回復に時間=ジェファーソンFRB理事

Reuters

発行済 2022年10月05日 02:19

更新済 2022年10月05日 03:27

[アトランタ 4日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン理事は4日、インフレについて、FRBが直面する最も深刻な問題で、対応に「しばらく時間がかかる可能性がある」という見解を示した。

ジェファーソン理事は就任後初の講演で「物価安定の回復には時間がかかり、トレンドを下回る成長の期間を伴う公算が大きい」とし、他のFRB高官と共に「インフレを2%に回帰させるという決意があり、一段の必要とされる措置を講じることにコミットしている」と言明した。

労働市場のタイトな状況が緩和している可能性があると考える根拠が存在し、賃金の伸び鈍化の一助になる見通しとしたほか、「供給のボトルネックがようやく解消し始めた」兆候もあり、物価上昇ペースが鈍化する可能性もあると述べた。