FRB「断固として」利上げ継続、インフレ抑制まで=SF連銀総裁

Reuters

発行済 2022年10月06日 01:06

更新済 2022年10月06日 05:27

[5日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は5日、現時点で市場は適切に機能しており、連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制に向け「断固として」利上げを継続するという認識を示した。

FRBは「常に最後の貸し手としての責任を負っている」とし、市場が混乱するような事態となれば、FRBが介入に動くとも述べたが、足元では経済も市場もうまく機能しており、現在はそのような行動が正当化される状況ではないとした。

デイリー総裁はブルームバーグTVとのインタビューで「何かが破綻するまで金利を引き上げることはない。われわれは実際、将来を考慮している」とし、金融政策担当者はモデルに頼るだけでなく、企業などから情報を収集し政策を策定していると語った。景気を減速させる上で十分な措置を講じない、あるいはやりすぎるという「リスクに対し、データに依存し常に(政策を)調整している」とした。