米財務省、国債買い戻しの是非巡り大手銀に意見求める

Reuters

発行済 2022年10月17日 10:28

[14日 ロイター] - 米財務省は、市場の流動性改善に向けて米国債の一部を買い戻すべきかプライマリーディーラーに意見を求めている。

24兆ドル規模の米国債市場は今年、米連邦準備理事会(FRB)による急速な利上げを受けたボラティリティーの高まりなどを背景に流動性が低下している。

FRBは新型コロナウイルス危機の際に国債などを買い入れたが、現在は満期を迎えた債券の再投資を停止して保有資産の圧縮も進めており、投資家は価格変動の拡大を懸念している。

財務省は「買い戻しプログラムの利点と限界をより適切に評価する」ため買い戻しの具体的な方法についてディーラーに意見を求めている。