Reuters
発行済 2022年12月05日 09:57
[ワシントン 2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は2日、大手銀行による気候変動関連リスクの扱いについて提言を発表した。60日間の市中協議に諮る。
資産規模が1000億ドルを超える大手銀について、気候変動に関連する金融リスクを自行の戦略立案に組み込むための詳細な方法を提言。監査などのリスク管理に際して気候関連リスクを考慮するよう大手銀に義務付けるとともに、従来のストレステスト(健全性審査)に気候関連のシナリオ分析を加えることを盛り込んでいる。
理事会は賛成6、反対1で提案を承認した。反対したウォラー理事は、気候変動が大手銀と米金融システムの安定に重大なリスクをもたらすとは思えないとの意見を出した。
またボウマン理事は、理事会が提案内容の「コストと便益」を検討すべきだと指摘し、留保付きで賛成した。
気候変動による金融リスクを巡っては、米連邦預金保険公社(FDIC)と米通貨監督庁(OCC)も既に独自の提言を行っている。
が書いた: Reuters
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