日銀の政策修正は賢明、明確なコミュニケーション必要=IMF高官

Reuters

発行済 2022年12月21日 14:57

[東京 21日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)の対日審査責任者を務めるラニル・サルガド氏は21日、日銀が20日に長期金利の許容変動幅の拡大を決定したことについて、インフレ見通しを巡り先行き不透明感が高まる中、債券市場の機能に関する懸念を踏まえると「賢明な措置だ」と評価した。

その上で「金融政策の枠組み調整の条件に関してより明確なコミュニケーションを提供することは、市場の期待を安定させ、(日銀のインフレ目標達成に向けたコミットへの)信頼感を高めるのに役立つ」と説明した。