ECB、当面は現行ペースで利上げの可能性─副総裁=仏紙

Reuters

発行済 2022年12月22日 15:51

更新済 2022年12月22日 18:45

[ベルリン 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、インフレ抑制に向けてECBが一定期間は現在のペースで金利を引き上げる可能性があるとの認識を示した。仏紙ルモンドの22日付インタビュー記事で述べた。

「われわれは行動するしかない」とし、「50ベーシスポイント(bp)の引き上げは短期的に新しい標準になるかもしれない」と語った。

「もしわれわれが何もしなければ、状況はさらに悪化するだろう。なぜならインフレは現在のリセッション(景気後退)の要因の一つだからだ」と指摘。ECBがこれまでに取った措置はインフレに影響を与えそうだとしつつ、「しかし依然としてもっとやる必要がある」と述べた。

また、市場がインフレの持続性を過小評価し、財政政策は金融政策と相いれないと考える可能性を懸念しているとした。