ECB、インフレ抑制へ利上げ継続する必要=シュナーベル理事

Reuters

発行済 2022年12月25日 14:37

[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、独紙のインタビューで、インフレを抑制するために必要であれば市場の予想以上の水準も視野に入れて一段の利上げをする覚悟をしなければならないと述べた。

ECBは先週、4会合連続の利上げを決定。利上げ幅は0.5%ポイントに縮小したが、引き続き大幅な利上げが必要との見解も示した。

投資家は現在2%の中銀預金金利が来年には3.4%に上昇すると予想している。

シュナーベル氏は、24日付のフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングに掲載されたインタビューで、インフレ見通しから必要と判断すれば、預金金利を市場の予想よりも高い水準に引き上げる可能性もあるとし、「市場の予想以上に引き上げる必要があるかどうかは、将来のインフレ見通し次第だ」と述べた。