政府と日銀の関係、新しい総裁と引き続き議論=岸田首相

Reuters

発行済 2023年01月08日 10:35

[東京 8日 ロイター] - 岸田文雄首相は8日のNHK日曜討論で、政府と日銀の関係について次期総裁と引き続き議論していくと述べた。衆院解散については「やるべきことをやりながら適切な時期に国民に判断いただく」との考えを示した。

4月に任期を迎える黒田東彦日銀総裁の後任人事について、黒田氏の路線を継承することが要件になるかとの質問に、岸田首相は「構造的な賃上げを実現する経済成長と、物価の持続的、安定的な維持を政府・日銀が連携して進める必要がある」と指摘。「黒田総裁の任期である4月の時点においてもっともふさわしい人事を考える必要があり、新しい総裁とともに政府と日銀の関係を引き続き議論しないといけない」と話した。