ユーロ圏景況感、1月99.9で7カ月ぶり高水準 インフレ期待も低下

Reuters

発行済 2023年01月30日 22:56

[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州委員会が30日発表した1月のユーロ圏景況感指数は99.9となり、12月改定値の97.1から上昇、昨年6月以来の高水準となった。建設業を除くすべてのセクターで楽観的な見方が増えたほか、消費者と企業のインフレ期待も大幅に低下した。

オックスフォード・エコノミクスのエコノミストは、ユーロ圏の最悪期が過ぎたとし、「景況感の緩やかな改善で、欧州中銀(ECB)が今後数カ月で一段の利上げを行う必要性が確認できる」と述べた。

1月の消費者インフレ期待指数は17.7で12月の23.2から低下、長期平均の20.0も下回った。