香港中銀、0.25%利上げ FRBに追随

Reuters

発行済 2023年02月02日 13:21

[香港 2日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は2日、米連邦準備理事会(FRB)の利上げに追随し、政策金利の基準金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ5.0%とした。

香港は香港ドルを1米ドル=7.75ー7.85香港ドルの範囲に抑える「ドルペッグ制」を採用しており、金融政策を米国に連動させている。

HKMAの余偉文総裁は「米国の利上げは香港の金融と通貨の安定に影響しない」と述べ、通貨・金融市場の円滑で秩序ある運営が維持されるとした。

FRBは1日までの連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ4.50─4.75%とし、パウエル議長は「あと数回」の利上げを示唆した。

余総裁は「米国の利上げサイクルはまだ終了しておらず、香港ドル銀行間金利はしばらく高止まりする可能性がある」と述べた。