原発運転期間延長、説明尽くし閣議決定 安全規制具体化も=経産相

Reuters

発行済 2023年02月17日 13:01

[東京 17日 ロイター] - 西村康稔経済産業相は17日の閣議後会見で、原子力発電所の運転期間延長について、国民の不安を払拭していくため、国会審議などでしっかりと説明ができる準備を進めた上で閣議決定を行うとの岸田文雄首相の指示があったことを明らかにした。安全規制の具体化や安全審査に向けた官民の体制整備を進める。

原子力規制委員会は13日、原発の運転期間を「原則40年、最長60年」とする原子炉等規制法について、60年超の運転を可能にする改正案を了承。賛成委員4人に対し1人が反対し、多数決での採決となった。岸田首相の指示は、委員の意見が割れた状況を踏まえた。