高インフレ持続なら景気後退より悪い事態に=ミネアポリス連銀総裁

Reuters

発行済 2023年04月12日 09:46

更新済 2023年04月12日 11:00

[11日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は11日、連邦準備理事会(FRB)の利上げや米銀2行の破綻を受けた融資減少がリセッション(景気後退)を引き起こす可能性があるものの、インフレの高止まりを容認すれば労働市場にとってさらに厳しい状況になるとの認識を示した。

モンタナ州立大学で行った講演で、雇用の展望に関する学生の質問に「われわれの金融政策措置や、銀行ストレスによる信用状況の引き締まりが景気低迷につながる可能性はある。景気後退につながることもあり得る」と述べた。