FRB、幾らかの追加引き締め必要=フィラデルフィア連銀総裁

Reuters

発行済 2023年04月21日 09:33

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は20日、なお高水準のインフレを2%の目標に戻すために、米連邦準備理事会(FRB)が政策面でさらに努力する必要があると述べた。

ペンシルベニア大学での講演で「政策が2大責務の柱を支えるのに十分制約的であることを確実にするため、幾らかの追加引き締めが必要かもしれない」と指摘。「今年中になるだろうが、そのポイントに到達すれば金利を据え置くと想定している」と話した。

ハーカー氏は米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。次回会合は5月2─3日で、現在4.75─5.00%のフェデラル・ファンド(FF)金利が0.25%引き上げられるとみられている。3月時点のFRBの見通しによると、あと1回の利上げ後、年内は据え置かれると想定されている。