米FRB監察総監、幹部の金融取引「徹底調査」 批判受け釈明

Reuters

発行済 2023年05月18日 10:05

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のマーク・バイアレク監察総監は17日、上院銀行委員会の公聴会で証言し、FRB幹部の金融取引に関する倫理調査に批判があることは承知していると述べた上で、独立した立場で徹底した調査を行ったと釈明した。

FRB幹部の金融取引がここ1年半で問題視されるようになり、ダラス地区連銀、ボストン地区連銀の各総裁が批判を浴びる中で退任。アトランタ地区連銀のボスティック総裁も昨年10月に金融取引で意図せず倫理規定に違反したことを認めた。

バイアレク氏は「私が監察総監に就任して以来、われわれの監視業務に抵抗したり異議を唱えたFRB議長はいない」と説明。「仮にそのようなことがあれば、私はためらわずに議会に報告する」とした。