豪賃金伸び率、第2四半期は予想下回る 金利据え置き観測強まる

Reuters

発行済 2023年08月15日 13:14

[シドニー 15日 ロイター] - オーストラリア統計局が15日発表した第2・四半期の賃金価格指数(WPI)は前期比0.8%上昇した。伸び率は第1・四半期と同水準で、予想の0.9%を下回った。

前年同期比の伸び率は3.6%となり、10年ぶりの高水準だった第1・四半期の3.7%からやや鈍化。2021年第1・四半期以来の加速トレンドが反転した。予想は3.7%だった。

きょう公表された豪準備銀行(中央銀行)の理事会議事要旨がハト派的な内容だったこともあり、市場では9月も3カ月連続で政策金利が据え置かれるとの見方が強まった。9月の据え置き確率は91%で、データ発表前の85%から上昇した。