中国、株式市場テコ入れへ印紙税引き下げ案 最大50%=関係筋

Reuters

発行済 2023年08月25日 16:27

更新済 2023年08月25日 19:18

[香港/北京 25日 ロイター] - 中国当局が、国内株式取引の印紙税を最大50%引き下げる案を取りまとめたことが複数の関係者の話で分かった。早ければきょうにも発表される可能性があるという。

低迷する株式市場のテコ入れが狙い。

関係者によると、財政省を含む当局が今月、原案を国務院(内閣)に提出した。

証券取引の印紙税は現在0.1%。原案では20%か50%の引き下げが提案されているが、50%になる可能性が大きいという。印紙税の引き下げは、実施されれば2008年以来となる。

2022年7月に施行した印紙税法では、株式取引などの印紙税率引き下げは経済・社会発展面の必要性を踏まえて国務院が決定すると規定している。