ブラジルGDP、第2四半期は前期比0.9%増 予想上回る

Reuters

発行済 2023年09月02日 02:09

更新済 2023年09月02日 02:19

Marcela Ayres

[ブラジリア 1日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が1日発表した2023年第2・四半期国内総生産(GDP)は前期比で0.9%増えた。ロイターがまとめたエコノミスト25人の予想(中央値は0.3%増)を全て上回った。農業生産は減少したが、家計支出が堅調だったのと、石油と鉄鉱石の生産増が押し上げ要因となった。

GDPの前年同期比は3.4%増と、エコノミスト予想の2.7%増を上回った。

第1・四半期は前期比1.8%増えていた。季節変動のある農業分野が増加に寄与した。

第2・四半期のGDPの伸び率が縮小することは広く予想されていた。ただ、エコノミストらは縮小幅は予想よりかなり小さかったと指摘しており、ブラジル中央銀行による政策金利の引き下げペースを50ベーシスポイント(bp)から拡大する余地はあまりないことを示唆した。

第2・四半期は工業が前期比で0.9%増えた。