ユーロ圏投資家センチメント指数、9月は-21.5に低下 ドイツ低迷

Reuters

発行済 2023年09月04日 18:23

[フランクフルト 4日 ロイター] - 調査会社センティックスが4日発表した9月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス21.5と、前月のマイナス18.9から低下した。

ロイターがまとめた市場予想のマイナス20.0を下回った。ドイツの景気低迷が依然としてユーロ圏経済の足を引っ張っている。

センティックスのマネジングディレクター、マンフレッド・ヒューブナー氏は「ドイツの状況が依然として特に不安定だ。新型コロナウイルス流行に伴う最初のロックダウン(都市封鎖)でドイツ経済が鈍化した2020年7月以降で最も弱い状況にある」と指摘。

「ドイツはユーロ圏経済全体にも重くのしかかっている。世界的な景気後退(リセッション)への転換点は人が思うほど遠くない」と述べた。

ユーロ圏の期待指数も前月のマイナス17.3からマイナス21.0に低下。現況指数はマイナス22.0と、22年11月以来の低水準だった。