国債発行には節度が必要、あの国危ないと思われれば金利上昇=麻生自民副総裁

Reuters

発行済 2023年09月06日 16:34

Yoshifumi Takemoto

[東京 6日 ロイター] - 自民党の麻生太郎副総裁は6日、角川ドワンゴが運営する通信制高校で講演し、やみくもな国債発行を行なえば「あの国は危ないと思われ、通貨価値が下がり金利が上昇する」と指摘し、「節度が必要」と述べた。

日本国債は全て自国通貨建てで売買されており、債務残高増大によって「急に大騒ぎになることはない」とも述べた。

足元の円安の主な理由は「米国の金利上昇」と指摘し、2国間の金利差が3%以上拡大すれば通貨は下落すると説明。「日本の財政政策がおかしいからではない」との見方を示した。