ロシア中銀、1%ポイント利上げで13%に 高止まり必要と指摘

Reuters

発行済 2023年09月16日 00:57

[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア中央銀行は15日の金融政策を決める会合で、主要政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げて13%とすることを決定した。通貨ルーブル安や根強い物価上昇圧力に対応するため、3会合連続で引き上げた。

ナビウリナ中銀総裁は記者会見で「インフレリスクの顕在化に伴って利上げすることを決定し、インフレが持続的に鈍化すると確信するまでかなり長期にわたって高水準に維持する」と述べた。

ナビウリナ氏は、金利の据え置きと一段の金融引き締めも検討されたと説明した上で、2024年末までにインフレ率を4%に低下させる中銀目標の達成には利上げが必要だと指摘した。

ルーブルは1301GMT(日本時間午後10時01分)時点で1ドル=96.70ルーブルと堅調に推移している。