中国恒大、株式売買が停止 許家印会長が警察監視下との報道

Reuters

発行済 2023年09月28日 11:39

更新済 2023年09月28日 14:10

[香港 28日 ロイター] - 経営再建中の不動産大手、中国恒大集団の株式が28日、香港取引所で売買停止になった。

子会社の電気自動車(EV)メーカー、恒大新能源汽車集団(恒大汽車)と不動産管理会社、恒大物業集団も売買停止となる。

ブルームバーグ・ニュースが事情に詳しい複数の関係者の話として27日報じたところによると、中国恒大集団の許家印会長は警察の監視下に置かれている。

恒大は8月下旬に約1年5カ月ぶりに売買を再開したばかり。

ナティクシスのアジア太平洋地域シニアエコノミスト、ゲーリー・ウン氏は「許氏が警察の監視下にある理由は不明だが、政府による交渉の要求を示唆している可能性がある。最近の展開は再建への期待を打ち砕いている」と述べた。