[5日 ロイター] - アドビ・アナリティクスによると、今年の米年末商戦のオンライン売上高は前年実績から4.8%増加する見込み。小売業者が物価高にあえぐ消費者を取り込むため、大規模な値下げや宣伝活動を打ち出すとみられている。
5日に出したリポートで、感謝祭やブラックフライデー、クリスマスなどを含む11月1日─12月31日のオンライン売上高を2218億ドルと予想。増加率自体も前年実績から大きく加速する見通し。
今年は特に玩具、スポーツ用品、家具で大幅な値引きが予想されており、値引きは最大35%になる見込みだとした。
米アマゾン・ドット・コムが10月に今年2回目となる有料会員向け特売「プライムデー」を実施するため、年末商戦は今月中にも始まるとみられている。
アドビによると、プライムデーの年間売上高は81億ドルとなる見通し。今年は、コスト意識の高い消費者が通常配達や駐車場など指定場所で商品を受け取るサービスを選ぶ可能性があると予想した。